(1) 面談で塾を見分ける方法
さて、いろいろ塾について話してきたけど、
ミキちゃん、だいたいわかったかな?
「オッケー。大丈夫!」
じゃ、第3講義の終わりに、
センセーの考える塾の良し悪しをまとめておこう。
これは今から子供を通わせる場合にも、
塾を替える場合にも判断材料にもなるはずだ。
まず、入塾時には、教室の責任者や講師などと面談をするわけだけど、
面談相手が
- 話が長い人
- 自分からベラベラしゃべりだす人
- 話を聞こうとしない人
- あら探しをして、押してくる人
- いきなり高額のコースを薦めてくる人
こういう場合は、即刻やめておいた方がいい。絶対に大損する。
まず、話が長い人は、要点がまとめられないから話が長い。
つまり情報整理力がないんだね。
こういう人を出してくる塾はパスしておこう。
自分からベラベラしゃべり出す人や、話を聞こうとしない人は、問題を解決する気がない。
親御さんが困っていることが何で、どうしたら解決できるのか考えようとしていない。
またあら探しをして押してくる人は、主導権を握って押し売りしようと考えているか、
あるいは自分たちに能力がないことを隠そうとしている。
それから、いきなり高額の料金のコースを提案してくる塾は、最悪だね。
こういう塾は売り上げを上げようと必死だから、入塾したあとも特訓を取れとか、
夏期講習をたくさん取れと迫ってくることは請け合いだ。
面談でこういう人を出してくるような塾の場合は、即刻やめるべきだろうね。
相当質が悪い。
まあこれは、他のサービスを買う場合も同様だけど。
(2)宿題の出し方
それから宿題の出し方で、塾や講師の実力がわかる場合もある。
これは子供に無料体験授業などを受けさせるとわかる。
例を挙げると、
- 宿題の量が多すぎる
- 宿題に優先順位がついていない
- 1つの単元ばかりの宿題を出してくる
- 家でやるには難しすぎる
宿題が多いと、子供がやる気をなくす場合が多い。
仕事が多いから、さっさとやらなきゃ、と思う人はデキる人だけど、少数派だよね。
普通はめんどくさくなって、放りだしてしまう。
これじゃ、宿題が無いも同然だ。
とにかくこれだけやればいいと言って、15分から20分くらいでできるような宿題を出してくれる塾は、その辺がよくわかっている塾だ。
もっと少なめでもいいくらいだ。
どのみち家でダラダラやった成果なんか、たかが知れている。
真剣に取り組むなら、5分でいいんだ。
宿題をするというのを習慣にするのが大事なんだ。
量が多めても優先順位が付けてあって、最低限やるべきことをハッキリさせている塾も、よくわかっている。
それから1つの単元、たとえばわり算ならわり算ばかり、といった形で宿題を出してくる塾は、要注意だね。
計算と図形、計算と割合なんていうふうに組み合わせてくれる塾は良い。
ただし塾でシャッフル問題(いろんなタイプの問題を1つずついれてセットにした問題)を
毎回実施して、できなかった問題の補習問題を宿題に出している場合もある。
こういう塾の宿題なら、大丈夫だ家でできないモノは、
宿題にしてもできないから、こういう宿題を出す塾も良くないね。