中学受験、何から決めればいい?
- 中学受験の勉強を始めるのは、小学校4~5年生から。
- ただし4年生までに、家で勉強するクセはつけておかなければならない
- 勉強の中心は算数と国語、中位以上の学校を狙うなら、理科と社会、関西なら理科。
「ロジャ(了解)!」
で、実際に何をやればいいかっていうと、これはゴールから逆算して決める問題だね。
だって目指すゴールや、子供の学年や学力によって、やることは違ってくるからね。
「そうだね」
ミキちゃんが大学受験の勉強を始めるときに、まず目指す大学と学部を決めてもらったよね?それでもって、そこに合格するためには、センター試験でどのくらいの点数が必要だとか、英語や数学や理科で何点とればいいかとか、まず調べたよね?「そうだね。
まず調べたっけ。
目標自体はセンセーが勝手に決めちゃったけど。
」
でもって、合格するにはどれくらい点数が足りないか、実際にセンター試験の問題をやったり、過去問をやったりしてみたよね。
「うん、やったね。
最初はホントに、全然できなかったけど」
だから目指すゴールによっても、現在の学力によっても、これからやることは全然違うわけだ。
となるとまずやらなければならないのは、何かな?「目指すゴールを決める!」
そういうこと! さすがミキちゃん!受験勉強を始めるには、まず目指すゴールを決めなければいけない。
受験勉強はゴールから逆算して、今何が必要かを考えて実行しないといけない。
これは鉄則だね。
たとえば難関中学を目指しているわけでもないのに、理科や社会の勉強に時間を注ぎ込んだり、難しすぎる問題ばかり勉強するのは無駄だね。
逆に難関中学を目指しているのに、理科や社会の勉強をせずに算数ばかりやっていたら、合格できるモノも合格できなくなるわけだ。
特に受験は、大学受験でも中学受験でも、身体を削るから、目指す学校をまず決めて、無理なく勉強しないと精神も肉体もすり減ってしまう。
もちろん子供が自分自身で楽しみながら勉強してたり、テストでいい成績を残すのが好きな場合は、それほどでもないかも知れない。
しかし親を喜ばせようとして受験勉強している子供の場合は、入試が迫って来るにつれて神経もすり減らしがちだ。
受験勉強ですり減っちゃうと、成功しても失敗しても、燃え尽き症候群になったりして、その子の人生に禍根(かこん)を残すからね。
そしてもう一つ、中学合格を、最終ゴールにしないこと。
中学合格を最終的なゴールに設定してしまうと、中学受験が終わったら、とたんに勉強しなくなる子供がけっこう多い。
どうも親や塾の先生がベッタリ教えるような教え方をしていたんじゃないかと思うが、こういう子供にとって、中学進学以降は、もう余生になってしまうんだね。
だから中高一貫校に入ったと喜んでいたら、中学3年生になってから呼び出され、「高校には進学できません」
なんて学校から言われて、大騒ぎになったりする。
そうならないためにも、中学合格は通過点であるということは、肝に銘じておこう。
【中学受験の始め方】 まず、目指すゴールを決めよう!