中学受験、ブームの理由

中学受験、ブームの理由

中学受験、ブームの理由

ミキちゃん、最近、中学受験が、ブームなんだって。

 

「へ〜、そうなの?」

 

中学受験の専門塾である日能研の発表によると、首都圏の中学受験生は2008年には、6万人を突破して、首都圏の小学校では、5人に1人が中学受験をするというんだ。

 

私立学校は、首都圏と関西圏に多いから、地域的には首都圏と関西圏でのブームだけど、教育熱心な地域だと、小学生の半分くらいが中学受験するようなところもあるらしい。

 

「そういえば、ウチも子供の頃、中学受験させられたっけ。

 

ウチの場合は、勉強させる口実だったし、帰国子女が多い地域で、近くの中学のレベルが高かったから、結局行かなかったんだけど」
ミキちゃんは、別に私学に通わせなくても大丈夫だって、親御さんが判断したんだろうね。

 

あるいは、電車通学させると、どこかへ遊びに行っちゃうんじゃないかと心配したのかも。

 

それから近くの公立中学のレベルが高かったというのも、安心材料だったんだろうね。

 

ミキちゃんの場合は公立の方がメリットがあったから、そういう選択になったんだろう。

 



公教育では、ちゃんと教育ができない?

でも最近は公立の教育に
不満や不安を持つ人が急増している。

 

十年ほど前に出た、京大経済研究所・西村教授の
『分数ができない大学生』という本などをキッカケに学力低下が嘆かれ、「ゆとり教育」のお陰で、学力が落ちたっていうのが定着した。

 

漢字検定など、学校外で評価してくれるようなテストも、小中学生に大流行だ。

 

子供人口の減少で、学費も月3万円程度という私学も出てきたし、受験もしやすい環境になってきたんだ。

 

さらに、世間には様々なタイプの学習塾があって、様々な教育を受けさせることができるようになってきた。

 

一斉授業の塾もあるし、個別指導の塾もある。

 

1対1の家庭教師のような塾もあるし、子供にそれぞれいろんな勉強をさせている塾もある。

 

学習塾では、そういうふうに様々な授業形式や指導方法があって、親の好みや子供との相性で、多くの選択肢から教育方法を選ぶことが可能だけど、公立中学ではそれはかなわない。

 

子供を公立中学に進学させる場合、親は子供を通わせる学校も、教育法も選べないわけだね。

 

行政によって、一方的に子供を通わせる学校が割り振られるし、教育方法もありきたりだったり、教員によってマチマチだったり。

 

だから自分の理想とする教育方針を持つ学校を探し、そこへ自分の子供を通わせたいと考えている親が増えてきたんだろうね。

 

費用の面でも、塾に毎月2〜3万円払っているなら、私学の授業料と大差なくなってしまった。

 

中学受験はブームというより、良質の教育を求める親の欲求の現れなんだろうね。

 

 

【中学受験・親が知っておかねばならないこと】
首都圏では、5人に1人が中学受験している。
私学の授業料は安くなってきた。
自分の子供に、費用はかかっても良質の教育を受けさせようとする親が増えている。

 

NEXT:公立中学のメリット・デメリット

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