公立中学の学習環境は、運次第?

公立中学の学習環境は、運次第?



公立中学の学習環境は、運次第?

さて、中学受験がブームになっている原因の1つには、別の問題もある。

というのも公立中学に、いじめや暴力などが起こっても対処が遅い っていうイメージを持つ人も多いんだ。

残念なことに、地域によっては、定期的に荒れるような中学もあるからね。

「荒れる? 荒れるってなに?」
荒れるっていうのは、不良化する生徒がいたり、授業妨害する生徒がいたりして、学校が勉強する雰囲気でなくなってしまうことだよ。

「ナルホド。

そう言えば、ウチが通ってた中学にも、そういうコもいたっけ。

ウチの学校では、体育の先生がにらみをきかせてたけど」
残念ながら、昔から教育熱心な地域と、そうでない地域というのがあって、教育熱心でない地域にある公立中学は、どうしても荒れやすいらしい。

この辺が、公立中の不安要因だね。

もちろん、私学だって、態度の悪い生徒は出てくる。

ただ私学の場合、勉強態度が悪かったり、ウロウロするような生徒がいたら、すぐに親に注意が行ったり退学させて学校や授業を守ることができる。

けれど公立中学の場合は、義務教育の受け皿だから、そういうわけに行かない。

となると、よくない生徒が出てくると、一気に学校の雰囲気は悪くなる。

そしてその生徒がいなくなるまで、学校は荒れてしまう。

センセーも実は、そういう中学に通っていたから、よくわかる。

学校を変えれるのなら、あんな中学、さっさと変えたかったね。

これはセンセーの偏見かも知れないけど、昔からある古い土地では、そういうことが多いように思うね。

つまり『勉強なんか、何の役に立つねん?』っていう考えが根強くあるんだね。

昔からある古い地域というのは、わかりやすい言葉でいうと、ムラだね。

ムラで大事なのは、周囲の人間との関係であって、実力とか学問のあるなしじゃないんだ。

生きて行くには学問より、助け合いだとか愛想だとか、そう言ったモノの方が役立つし、また逆に、それがないと生きていけない。

だから『勉強なんか、何の役に立つねん?』って態度になる。

実際のところ、一杯飲み屋など、学問が特にいらない商売っていうのはたくさんあるからね。

地域の住人とのつながりや、助け合い、誠実さなどで生きていけている仕事は多い。

ところが『勉強しない』という態度は、社会では受け入れられない。

何しろ今は、何を仕事にするにしても、山ほど勉強が必要だ。

資格も取らなきゃいけないし、そのためには覚えることも山ほどある。

守らなければならない法律や規則も山ほどあって、しかもそれはどんどん新しくなる。

もちろん資格が必要のない仕事だって、手順を覚えて、その通り実行できないと務まらない。

手順を覚えて、その通り実行するって、これはまさに算数や数学の勉強と同じだけど、これができないと周囲の人間が、ものすごく迷惑する。

というのも仕事に支障が出るんだね。

お客さんが来たら、まず「いらっしゃいませ」
と挨拶して、それから要件を伺って、Aという要件ならこうして、Bという要件ならこうする、…こんな簡単なことでも、ちゃんと手順通りできない人が結構いるんだ。

有名な大学を出ている人でも、手順を覚えてその通りにせず、自分勝手なやり方でやろうとする人がいる。

こういう人はなぜだかどうも『自分はこれ以上、学ばなくても良い』と考えているようだね。

はたから見ていると、全然合格レベルに達していないのに、なぜか自分で合格点を付けている。



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