
「センセー、どこを目指すにしても、結局、子供が何をやりたいかってことだよね?」
うん、そうだね。
子供が中学受験にあまり興味がないのに、親が開成だ灘だ麻布だって目標を立てても、子供にそっぽを向かれるだけだろう。
目標校を決めるまえに大前提として決めなければならないのが、将来、何になって、何をするかという大目標だ。
これがないと、子供は勉強しない。
当たり前のことだけど、サッカー選手を目指している子供は、東大目指すわけはないよね?
大学を目指すとしても、せいぜい名門サッカー部のある筑波大くらいだろう。
ところが今は違う。
遊び道具は山ほどあるし、食料品も安すぎるくらいのレベルだから、食い物に困る子供はそうそういないはずだ。
となると、勉強する動機は、好奇心とか趣味とかを除けば、将来、何になって、何をしたいかということにかかってくる。
だから中学受験をさせるなら、子供にまずこの大目標を決めさせねばならない。
そうでないと、中学受験のための勉強する動機がなくなるからね。
センセーの子供の頃は、戦後の高度経済成長期で、まだまだハングリーな時代だった。
勉強して良い大学に入り、一流企業に入れば成功だっていう雰囲気が世の中にあった。
医者や弁護士、高級官僚や公務員というのも成功というイメージだったから、勉強する動機というのはそんなに大きな問題ではなかった。
なぜこれをしなければならないか、を、ハッキリさせておかないと、やらなくて良い理由なんていくらでも思いつくし。
だからまず、子供に将来、何になって、何をしたいかを尋ねて、大目標を設定しよう。
そしてその大目標が決まったら、そこから、中目標、小目標というふうに、3つのレベルで目標を設定していこう。